こんばんわ。管理人の来栖あさひです。
今回の記事は『アニメ『闇芝居 第七期』を全話視聴した感想』という内容になっています。
あらすじと併せてご紹介しますね。
『闇芝居』という作品
『闇芝居』は「寄ってらっしゃい見てらっしゃい。闇芝居の時間だよ」の切り口で昭和の紙芝居風に語られていく、都市伝説を題材とした5分枠の大人向け短編アニメです。
2013年7月14日からテレビ東京(他)で第一期が放送され、その後も再放送を繰り返し、定期的に続編が放送されています。
昭和感のノリでありながら紙芝居ちっくなCG合成を使った作品として、毎回異なった作風に仕上がっています。
放送期間
第一期:2013年7月〜2013年9月
第二期:2014年7月〜2014年9月
第三期:2016年1月〜2016年4月
第四期:2017年1月〜2017年3月
第五期:2017年7月〜2017年10月
第六期:2018年7月〜2018年9月
第七期:2019年7月〜2019年9月
『闇芝居 第七期』の概要
蒸し暑くて寝苦しい 令和の夜に、昭和の 闇が 迫りくるーー
身の回りの怪奇な都市伝説をテーマに、現代では珍しくなった“ 紙芝居”をデジタル表現で見せる昭和テイスト満載の新感覚ホラーショートアニメ。
あにてれ:闇芝居 七期より引用
『闇芝居 第七期』は2019年7月7日にテレビ東京より第一話が放送され、同9月29日に第十三話が放送されました。
今作も紙芝居屋はおなじみとなっている津田寛治氏が演じています。
第一話〜第十三話のあらすじ・感想
『闇芝居 第七期』の各話のあらすじと感想をご紹介します。
ショートストーリーですので、各話ごとに分けてご紹介していきますね。
第一話『お届け物』
友人に留守番を頼まれた男が、荷物を受け取る約束をするのだが…。
気味の悪い配達員もいい感じでした。
闇芝居らしい展開で、最後はなかなかドキッとさせてくれましたね。
『残りのお荷物をお届けにまいりました』
第二話『眠れない子供』
お夫のかえ帰り待つ女が、子供とともに寝ようとするのだが…。
親子の関係が微妙だなーと思いながら、夢にうなされて起きてからの展開にドキドキしながら観られました。
『絶対許さない』
第三話『応接間』
長い人生をともに歩んできた老夫婦が人形を娘のように可愛がるのだが…。
人形の世話をする老夫婦が少しずつ体調を崩していく様は、怖さというよりも悲しさが表現されているように感じました。ストーリーは悪くないのですが、闇芝居らしくなく、微妙な印象です。
『お母さん…ありがとう…』
第四話『絵画』
男が無料で配られたチケットを手に絵画展に行くのだが…。
絵画って、元々ホラーの要素があると思うんですよね。眺めているだけで怖いような。今回の話は絵画よりも受付の女のほうが怖かったですけどね。笑
『だから撮るなって言ったのに』
第五話『終了のお知らせ』
出張中のサラリーマンが葬式の多い村の風景を疑問に思いながらホテルに泊まるのだが…。
独りでホテルに泊まる機会のないボクはあまり共感できない部分もありましたが、そもそも独りで知らない土地で寝泊まりすること自体がちょっと怖いよな…みたいな。笑
『お別れの時間です。さようなら』
第六話『ベランダ』
マンションに越してきたOLがベランダの音に怖がっているのだが…。
この話、実はOLじゃなくてその彼氏が主人公なんじゃないかな? OL目線で見るのと彼氏目線で見るのとで、だいぶ印象の違う話だったのではないでしょうか。個人的にはなかなか好みの話でした。
『怖いときって、誰かと一緒がいいでしょ…?』
第七話『公衆電話』
保険のか外交員をしている女が公衆電話からかかってきた妹の電話を取るのだが…。
この話は、やや展開の推理ちっくな部分がありましたね。どうしてこういう展開なのか、妹の取った行動を考えると展開が読めたり。逆に展開から妹の心情を読んだり。話としても一般的な密室恐怖空間で巻き起こる展開がなかなかいい感じで好感触でしたね。
『お姉ちゃんはね、ここに来たときから終わってんの』
第八話『咳』
アパートに住む老人が若者に騒音だと言いがかりをつけるのだが…。
現実でもこういう老人っているよなー、とか思いながら、私もこの状況になったら若者と同じ行動を取るかもしれないと思って観ていました。共感はできたんですが、展開・オチはイマイチだったように思いました。
『テレビがうるせぇんだよ!』
第九話『エレベーターの女』
マンションの住人たちがエレベーターに閉じ込められてしまうのだが…。
この話は意外な展開だったな。深く観ていれば最初から読めたかもしれませんが。ヒントもありましたしね。エレベーターの管理会社の対応もホラーだったと思います。笑
『今日って、ゴミを出す日じゃないですよね…?』
第十話『漫画喫茶』
漫画喫茶で働く男が落ちていたパチンコ玉を拾うのだが…。
パチンコ玉とイヤリングって、まぁ結びつかないんですが、この男もさっさとパチンコ玉の件を伝えろよと思いますよね。何となくご都合展開な感じで、個人的にはちょっとイマイチに感じてしまいました。
『売っちゃったんです…目…』
第十一話『妹の部屋』
兄が妹の部屋で探し物をしているのだが…。
この話はホラーなんですが、何となくちょっと違う感覚で観てしまう話でした。兄が滑稽だったのもあり、何でか笑える話でした。
『こいつでもいいか』
第十二話『試着室』
小さなブティックを見つけたOLがたくさんの服を試着するのだが…。
怖さ…うーん、どちらかと言うと尊厳を踏みにじられるような、何となく後味の悪い感じの絶望的な意味での怖さと言うんでしょうか。なかなか嫌な怖さでしたね。
『何だ、誰もいないじゃない。待って損した』
第十三話『冷蔵庫』
これは冷蔵庫の視点で、ある家族を見ていく話なのだが…。
現代の闇というか、どこの家庭でも起こり得るテーマなだけに、当初はホラーというよりも崩れていくひとつの家族の切ない日常を描いているのかと思って観ていましたが、なかなかキツい展開が待っていました。弟だけ大人にならない理由はわからずじまいでしたね。個人的には、本作のなかでこの話が一番好きです。
『何故だか私は、あったかい気持ちになりました。冷蔵庫ですけど』
おわりに
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
『闇芝居』は第一期からのファンで観ているのですが、シリーズも7作目となり、そろそろ出尽くした感があるのかな、とも思っていたのですが、最終話『冷蔵庫』で斬新な切り口でのホラー展開を見せてもらい、まだまだ新しい恐怖を演出してくれそうだと実感できました。
ペース的にも、そろそろ第八期が期待される頃合いですが、どうでしょうか?
いずれにしても、楽しみに待ちましょう。
それではまた。

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