#30.佐川急便で働く委託ドライバーの1日

仕事関連

こんばんわ。管理人の来栖あさひです。

今回の記事は『佐川急便で働く委託ドライバー(サポーター)の1日』になっています。

軽貨物ドライバーに興味がある人やこれから軽貨物ドライバーを始める人向けの記事になっていると思います。

また、営業所によってルールなども違う場合がありますので、あくまでも参考程度ということになることはご了承くださいね。

では見ていきましょう。

配達を始める前に

軽貨物求人の触れ込みなんかでもよく見る自宅から直行直帰できます!なんていうのは、宅配では無理だと思います。

まずは営業所・もしくはセンターに出社して、業務で使用する端末(スマホにバーコードリーダーがついているもの)、不在時に貼るシールなどを印刷するプリンター、代引や着払をクレジットカードなどで決済する場合に利用する端末などを受け取ります。

これらは基本的に毎日同じものを使いますが、出社したら受け取り、退社するときに返却することになっています。

ですので、まずは所属する営業所・またはセンターに出社することになりますね。

出社

始めに余談ですが、制服(半袖・長袖)やベスト、ジャンパーなどは貸与されます。また、現収バッグと呼ばれるベルトに取り付けるポーチやプリンターのカバーなど貸与されています。

さて、前述のように、出社したら端末(PDT)など一式を受け取り(または持ち出し)、身支度をします。私はだいたい8時くらいに出社していました。

自分の番号が確定するまでは端末がコロコロ変わったりしますが、確定してしまえば配達エリアの変更や佐川急便側の都合(私は今のところ一度だけ経験があります)がない限りは同じものを使用します。

貴重品サービスの荷物をチェック

始めの頃は忘れてしまうこともちょいちょいありました。一般の配達物は構内のカゴに雑多に積まれているのですが、貴重品は貴重品室と呼ばれる区画で管理されていて、自分のコースコード(号車番号)を告げて取ってもらうようなシステムでした。

端末一式を受け取ると真っ先に貴重品室へ向かい、貴重品の持ち出しを端末で入力します(貴重品がないということのほうが多かったですけど)。

いよいよ積込み

人によって積込みのやり方は様々だと思います。ブルーシートを広げてお店を開いている人もいれば、カゴを1つ余分に使って分けている人もいます。

カゴに積まれている荷物は特に順番通りになっているというわけでなく、本当に雑多に積まれているだけなので、これらをそのまま荷室に放り込んでいくと、配達時に荷物が見つからなくて泣くことになりますので、自分なりのルールを見つけて積んでいきましょう。

基本的には運転席の後ろのスライドドア付近にはすぐに配達するもの、ハッチバック付近には重量物や大きなもの、助手席側のスライドドア付近には昼以降の指定やまだ配達しない荷物を積むのが良いとされますが、これはエリア特性やどの程度の荷量かにもよると思います。

この積込み時に、1個1個端末で持ち出し入力をしていきますので、けっこうな時間を使います。8時くらいに出社してくると、積込みが終わった段階で既に10時を回っていることもザラにありますので、注意しておきましょう。

いざ配達へ

配達のやり方というのはそれこそ人それぞれなので、日々精進が必要ですが、地図を見ずに一通り配達できるようになったら一人前に近づいたと言えるのではないかと思っています。

私も現在の担当エリアで1ヶ月半くらいになりますが、やはり要所要所で地図を見ないとわからないことがあります。

これはセンスもあるでしょうが、やはり経験なのかなと思いますね。

午前中の時間指定

さて、担当エリアに降臨してみましたが、特に初心者のうちは午前中の時間指定で頭がいっぱいです。

私は基本的に午前指定をクリアする為にエリアを一周してから時間指定なしの荷物に取りかかっているのですが、始めたばかりの頃は隣の家に時間指定なしの荷物があろうとお構いなし(午前指定を回るのに必死で気づけていない)でスルーしたり、最悪は同じ家に午前指定の荷物と時間指定なしの荷物があって、後でもう一度伺うということもしばしばありました。

そんなことがあり、その日に入っている午前指定の仕事を基盤にして、その近辺も回れるよう計画を立ててから出発するという今のスタイルに変わっていきました。

指定なしの荷物をできるだけ落とす

午前指定が終わった頃には、私くらいの出社時間だと正午が近づいていることでしょう。

昼を回ると今度は12-14時や14-16時の指定がありますが、時間指定ばかりに捕われていると指定なしの荷物をいつまで経っても落とせないので、遅配にならないギリギリのところまで指定なしを回ります。

自分の現在地と指定の分布を見て逆にしたり合間にぶち込むこともあります。

実際、毎日走ってみると担当エリアの端から端まで走っても10分もかからない(私のエリアは広くないので5分ちょいでいけると思います)とわかってきて、常時追い込まれていた始めの頃が嘘のようにゆとりを持って配達ができるようになってきます。

ドッキング、そして午後の配達へ

14時〜16時くらいのタイミングでドッキングと呼ばれるおかわりイベントがあります。

これはいわゆる昼便というもので、バラつきはありますが0~50個程度の荷物が追加されるというイベントですね。

個建てで仕事をしているので嬉しい反面で、初心者にとっては追い討ちとも言えるイベントです。

私が最初に担当していたエリアではドッキングで荷物がコンスタントに30個以上あり、泣きを見ました。

逆に今のエリアでは0個ということもある為、担当エリアによるところが大きいのは間違いないでしょうね。

午後の配達

午後というか、ドッキングが終わるとほぼ夕方の始まりみたいな時間だと思います。

早ければ14-16時の指定が間に合うくらい、遅いと16-18時の指定が始まっているような時間です。

午後の配達は在宅率が良くないので、再配達依頼が来ることを待つ為に不在票を投入する時間くらいの気持ちで取りかからないと気持ちが折れます。

この時間くらいまでには一周目の配達もあらかた終わってくるので、遅めの昼休憩を取ったり、荷物が多いと取れなかったりします。

休憩を取る為に気合いを入れて回るというモチベーションも大事だと思いますね。

夜の配達は時間あたり配達件数が格段に落ちる

これは初心者あるあるだと思いますが、夜になると地図が見えなくなってきて、また荷物を探すにも伝票の文字が見えづらかったりしてくる為、格段に配送効率が落ちます。

ただ、これは初心者のうちだけで、これくらいの時間には荷室もスカスカになってきているので荷物自体は探しやすく、地図にもそこまで頼る必要がなくなってくればあまり関係がなくなってきますね。

この時間に至っても荷室がパンパンだという場合は、早めにドライバー(同じエリア内を佐川急便の社員がトラックや軽貨物で走っています)に連絡を取ってヘルプを頼むべきです。

2度回り、3度回り

慣れてくると、ここの家はだいたいこれくらいの時間なら在宅しているはずだというのがわかってくるようになってきます。

また、午前中や昼間に不在だった人も夜になって帰ってきているかもしれません。

再配達の依頼は来ていないけど、配達完了すれば1個分の売上になると思えばモチベーションになりませんか?

時間に余裕があれば、2度回り、3度回りしてみるべきです。というか荷物を落とす為にはみんなやっていることだと思います。

帰社

あー疲れた。

さて、本日の配達も無事完了したところで、営業所・またはセンターに帰ります。

そこで不在だった荷物を返したり、代引や着払などの現収を納金したり、端末一式を返却したりします。

ここまで終わって本日の業務は終了ということになりますね。

お疲れ様でした。

おわりに

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は(初心者目線で)佐川急便の委託ドライバーの1日を追っかけてみました。

宅配を始める前は200個配るのも可能かと思っていましたが、実際始めてみてとてもじゃないけど無理だなと思います。

私は今、だいたい時間あたり15〜20件程度回れるのですが、200個配る為には配完率90%だったとしても約220件回ることになり、配達に使う時間として11〜15時間必要になります。

配達準備などが約2時間かかるとして、1日13〜17時間拘束されれば可能かもしれませんが、そんなことを毎日やっていたら確実に死にます。

個人的にはだいたい100〜120件アベレージくらい回って80〜110個くらい配完すると…いうのがとりあえず理想です。休憩も取れる時間のゆとりを持ちながらある程度の配完も取れるという両方取りは素晴らしいですよね!

さて、今回は佐川急便の委託ドライバーの1日ということで書いてきました。

また何か書いてみたいと思いますので、そのときはよろしくお願い致します。

それではまた。

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