こんばんわ。管理人の来栖あさひです。
今回の記事は『タクシー運転手が底辺職と言われる理由を社会的地位や収入面などから分析していきます』という内容になっています。
元タクシー運転手の管理人が、タクシー運転手が底辺職だと言われる理由や根拠について書いていますので、ぜひ見ていってくださいね。
タクシー運転手は底辺職であると言われる理由
まずはじめに、タクシー運転手は底辺職だというのはなぜなのか?
その理由として挙げられるものを見ていきましょう。
今や誰でもできる〝プロでない〟職業
タクシー運転手になる為には第二種普通自動車免許が必要です。
現在のタクシーにMT車はほぼないので、AT限定の人がほとんどでしょう。
普通二種の取得に必要な条件は『第一種普通自動車免許の取得から3年が経過していること』だけ。
今は養成制度を設けている会社も多く、すごく簡単に資格を取れてしまうがゆえに、誰でも彼でもタクシー運転手になれてしまうという実情があるのは事実です。
利用客から搾取しようとする心理
これは全てのドライバーがそうでないと先にお伝えしておきます。
しかし、一部のドライバーは遠回りをしてメーター料金を稼いだり、乱暴な運転をして危険な目に遭わせていることは事実です。
これはタクシー運転手が歩合制であり、少しでも仕事の単価を上げたい、または少しでも早く次の仕事に移りたいという心理が働いている為です。
タクシー運転手はギャンブルが好き
これも必ずしもそうではないと言えます。実際、私もパチスロや競馬などのギャンブルは一切やりません。
とはいえ、タクシー運転手は利用客がどこまで乗るかわからないので、その仕事自体がギャンブルのようであることも事実です。
もちろん、堅実に高単価の仕事には目もくれずにひたすら回数を稼ぐドライバーもいますが、やはり現在の閑散とした市場を働くドライバー心理としては、一発のロングが当たるのはそれだけ嬉しいということですね。
低所得である
タクシー運転手の平均年収は全産業平均から見ると約200万円低いと言われています。
これはタクシー運転手の平均年齢や地域差などがある為、一概には言えませんが、あくまでも返済として低いというのは事実です。
タクシー運転手は底辺職ではない!
一部のタクシー運転手には質の低いドライバーもいることは理解していただけたと思います。
しかし、それはあくまでも一部であるということを理解していただきたい。
ここからは底辺職でないと言える理由を挙げていきます。
公共交通機関としての最後の砦
電車やバスと比べて軽視されがちなタクシーですが、運行している時間を見たときにタクシーが最も長い(24時間営業をしているタクシー会社も多いです)ことがわかります。
電車やバスの運行が終わってしまった後、頼れるのはタクシーだけということです。
本来であれば、ある程度の社会的地位にあってもおかしくないはずではないでしょうか?
人の役に立つ業務を担っている
前述したことと重なる部分もありますが、人の役に立っていることは間違いありません。
タクシーの利用客となるのは、主には以下のような人たちです。
- 病院通いの高齢者
- 買い物帰り(行き)の主婦
- 通勤の会社員
- 取引に訪れた会社員
- 終電・終バスを逃した人
- 酒に酔った人
これらの人たちは、タクシーがいなくなったら困りますよね。
商売なので当然と言えば当然ですが、タクシーがいることで助かっている人がいることも事実なんです。
収入と時間のバランスが取れる
タクシー運転手の平均年収が低いということは先ほどご紹介してきましたが、歩合制の為にバラつきがあり、一概には言えないと書いてきました。
これは稼ぎたいと思えば稼げるという歩合制ならではの部分です。
また、働く時間についてもある程度の融通が利くことから、ゆとりを持って働くことも可能だと言えます。
おわりに
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
タクシー運転手が底辺職であるというのは一昔前の慣習である部分もあり、現在ではその色も弱くなってきていると思います。
これからさらに底辺職であるという考え方が変わっていくことを願うばかりですね。
それではまた。

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